【研究開発】充実した研究開発環境とチームの中で成長し、光の可能性を拡張する。

Profile

Y.T

2022年入社／工学研究科出身／研究開発

仕事の概要

近赤外分光を用いた全数検査装置の開発を行っています。身の回りには抜き取りによる破壊検査で品質管理を行っている製品も多くありますが、不良品混入や良品の廃棄といった課題があります。近赤外分光は有機物の内部情報が分かるため果物の糖度検査や医薬品の非破壊検査に利用されている技術です。ウシオ電機では高速・高精度を両立した近赤外分光光源を開発し、生産速度を落とさずに全数検査を可能にしています。今は、錠剤を1錠ずつ高速に検査する装置の開発に取り組んでおり、実用化すればより安心・安全な社会に貢献できると期待されています。
社内では開発の進捗を共有しながら、社内外を問わず専門の方へ相談しながら業務を進めています。また、共同で開発を行っている企業の方々とも連携しながら装置の開発をしています。

入社を決めた理由

大学院では光の研究をやっていたので、就職活動も研究との連続性を重視していました。ウシオ電機には説明会から参加して、そのまま選考に進みました。いちばん大きかったのは、ウシオ電機の技術がとても面白く感じたことです。ウシオ電機のホームページを見て「これをやりたい」と思ったことが今の仕事になっています。
大学での研究と比べるとよりものづくりに近いところにいる実感があり、製品が実際に世の中に出ることを想像すると、とてもわくわくした気持ちで仕事に取り組めます。ウシオ電機は世界トップシェアの製品を多く有していることに加えて、多様な製品群が社会の様々な分野で活用されています。そのため、どの製品に関わる場合でも社会に貢献できている実感を持って働けることが魅力だと感じました。

自分のポリシー

まだ完璧とは言えませんが、チームメンバーや上司とこまめに相談することを心がけ、チームとの協調を大切にしています。チームのメンバーの実験結果によって他のメンバーの実験・設計方針が決まるので、チームプレーはとても重要です。誰かの負担が大きくなったら他の方が自然と手助けに入る場面もあります。私自身はまだまだスキルや経験がないので、上司や先輩方の力を借りることも多いです。チームは一体感があって楽しいですし、私自身は相談しやすくて助かっています。

ウシオ電機で見出した“光”

実験でいい結果が出て次に進める時は、達成感があります。基本的に手を動かすことが好きなので、実験を楽しみながら新しいことが分かっていくというところにやりがいを感じます。
研究開発体制もしっかりしています。研究開発部門では業務時間の約2割を、現在の担当業務以外の新技術開発のための実験や論文調査などに充てることができ、チームをまたいだ研究活動で常に新しい技術を探索しています。また、学会や外部セミナーに参加することも推奨されているので、最先端技術に継続的に触れられる環境が整っています。

ウシオ電機の働き方

研究開発部門は女性にとって働きやすい環境があります。実際に私の上司も女性の方です。
出産や育児といったライフイベントに関わる制度も重視していたので、制度が整っているのも魅力的でした。ウシオ電機は産休・育休はもちろん、介護両立のための仕組みやジョブリターン制度も整っていて、勤続年数は女性を含めて平均的に長い実績があります。企業理念の最初に「会社の繁栄と社員一人ひとりの人生の充実を一致させること」という項目があり、社員の人生も大切にするという会社の姿勢が、制度にもしっかり反映されていると感じます。

将来の展望

ボトムアップの提案も生かす風土があるので、いつか自分が提案したものをつくってみたいという思いはあります。今取り組んでいる仕事も、もともとは2～3人の実験から始めたと聞いています。提案に対してコメントをもらえる定期的な場もありますし、数か月に1回、発表やお披露目の会もあります。新技術開発の時間を有効に使って、頭を動かしてアイデアを出した上で、手を動かして完成させるところまで一貫してやってみたいですね。

あなたのとって「光」とは？

昔から私たちの身近にある存在でありながら、現在でも盛んに研究が行われて新しい技術が生まれているのが「光」です。光の特性をうまく利用したり新たな相互作用を見つけたりすることで、まだまだ新しい技術や応用方法が見つかる点が興味深いです。難しく感じる現象も多いですが、その分、夢や可能性が広がる魅力的な分野だと思っています。

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