【IR】堅実なIRの仕事に変化を加えてより良いかたちに。
Profile
2023年入社/国際教養学部出身/IR室
仕事の概要
私が所属するIR室は、3名体制の小規模チームです。IRはInvestor Relationsの名の通り、投資家に対して自社の価値を正しく伝え、透明性ある情報開示と建設的な対話を通じて企業価値の向上に貢献する仕事です。具体的な業務は、「機関投資家とのIR面談」「株主とのSR面談」「決算説明資料の作成」「決算説明会の運営」「統合報告書制作」「株主通信制作」「個人投資家向け説明会の運営」「投資家向けWebサイトの運営」など多岐にわたります。各業務はチームで対応していますが、中でも私は語学力を活かして各種資料の英語版をメインで担当し、グローバル投資家に向けてウシオの戦略や強みを正確かつ分かりやすく届けることに力を入れています。
入社を決めた理由

私は中途入社で、ウシオ電機が3社目になります。1社目でのIRの経験を活かしたくて転職活動をしました。IRの仕事は、経営の全体像や会社の考え方を知ることができる点がとても面白く感じています。
1社目と2社目は金融関連業界でしたが、新卒時に興味のあった製造業界に挑戦しました。入社の決め手は、面接時に風通しの良さを感じたことと、今の直属の上司が「常に同じで終わらせるのではなく変化を追求する姿勢を大切にしている」と言っていたこと。IRは四半期決算ごとに資料を作成するなど計画的に進めるルーティンワークが多いですが、だからこそ改善や新しい取り組みの余地が大きいとも言え、その変化を見出す姿勢が魅力的に感じました。
自分のポリシー
仕事を進める中で、常に「より良い変化」を与えられないかを意識しています。前職で培った経験もふまえて、過去のやり方を当たり前と捉えずに一つひとつの業務に向き合い、ブラッシュアップする姿勢を大切にしています。
最近では、個人投資家との接点を広げたいと考え、IRニュースを随時お届けするIRメール配信サービスの登録促進キャンペーンを初めて実施し、登録者数を従来比で10倍以上に増やしました。また、海外IRロードショーの実施や、投資家ターゲティングリストの作成・活用など、積極的なIR活動にも取り組んでいます。IR活動にはまだ着手できていない施策も多くあるため、今後も新しい施策へ積極的に挑戦し、ウシオのIR活動をさらに高めていきたいです。
この仕事の醍醐味

投資家の方のよりよい判断材料として確度の高い情報を正確に伝えるという業務は、経営陣や事業部それぞれの考え方を調整するバランス感覚が求められます。細やかな調整の結果できあがるIRコンテンツが実際に出来上がって公開されたときや投資家の方々の判断に役立っていると実感したとき、内容に対してご意見や反応をいただけたときなどにやりがいを感じます。たとえば、直近の決算発表では、新成長戦略の進捗報告資料を出しており、投資家の方から「ここまで充実した開示をしている企業はなかなかない」と評価する、嬉しいお言葉をいただけました。
社内では、上司や経営層から直接フィードバックをもらえる環境で管理者・経営者の考えに日々触れることができ、その点にもやりがいを感じています。
ウシオ電機という組織
現在、ウシオ電機は変革期にあります。全社共通の数値目標に向けて、組織体制の変化はもちろん、事業ポートフォリオを見直したり、マーケティング強化に取り組んだりと、将来を見据えて持続的に成長できる会社を目指して切磋琢磨している状況そのものが魅力ではないかと感じています。一方で、創業以来の企業理念は不変の軸として受け継がれています。そのような変わらないものの良さは大切にしながら、さらなる成長と企業価値の向上を目指し続ける会社になればいいなと思っています。
将来の展望
対外的に正確かつタイムリーな情報を発信し、投資家やアナリストからの意見などを社内へフィードバックすることで、企業価値の向上を支えるIRの仕事を通じて、新成長戦略の着実な遂行と中長期的な企業価値の最大化に貢献したいです。そしてその結果、ウシオの取り組みが資本市場から適正に評価され、より多くの投資家の方々に関心と信頼を寄せていただくことで、企業価値の向上につながるという好循環を目指しています。そこにIRとして寄与できることはまだまだあると感じています。


あなたのとって「光」とは?
ウシオ電機に入社して、「光」が照明としてだけでなく、産業のさまざまな場面で活用されていることを知り、その用途の幅広さに驚きました。IR関連資料づくりに向けた社内インタビューでは、長年培ってきた産業向けエキシマランプ技術をライフサイエンスや環境対策の領域に応用展開したり、半導体分野での新たな活用方法を追究したりする現場の挑戦を目の当たりにしています。光にはまだ解明されていない可能性が多く残されているそうなので、これからどのような価値がウシオ電機によって生み出されていくのかが非常に楽しみです。