【研究開発】ビジネスとアカデミックの世界の架け橋になる。
Profile
2022年入社/工学研究院出身/研究開発
仕事の概要
研究開発部門を横断しながら、ゼロベースの研究テーマ立案やサポートを行っています。具体的には、学会参加や産学連携コンソーシアムの運営を通じたネットワーキング、シーズ探索、新規テーマの発掘などが主な業務。多数のテーマを短いサイクルで試行錯誤する「多産多死」のアプローチで、新しい技術の可能性を探っています。
これまで培ってきた知識や人脈を活かし、若手メンバーを学会に連れて行って研究者に紹介したり、最先端のトピックを社内に持ち込んだり。ビジネスとアカデミックな世界をつなぐのが自分の役目だと考えて取り組んでいます。
入社を決めた理由

ウシオ電機を選んだ理由は大きく3つあります。まず、光学という自分の専門性を活かせる環境があることです。私は博士課程でレーザー工学を専攻したり、スタートアップ企業で光通信やレーザー加工に携わってきました。ウシオ電機は、光学分野における自分のキャリアを社会に還元しやすいフィールドだと感じたんです。
次に、技術をビジネスにつなげる経験を積めることです。スタートアップ企業では製品開発から量産まで持って行くのが難しいという現状があります。ウシオ電機なら人も物もトータルでアセットが揃っている。そんな環境なら、自分の技術がビジネスに結びつく過程を最初から最後まで見ることができると思ったのです。
そして、最も重要だったのが、大学での研究職経験を活かせること。アカデミックとビジネス双方の世界を知る自分だからこそ、両者の相互作用を大切にし、産学連携を通じて会社を盛り上げたいという思いがありました。
自分のポリシー
私のポリシーは「自分にしかできないことを探して、それを会社への貢献につなげること」です。具体的には、学会参加や産学連携コンソーシアムの運営を通じて、アカデミックな世界との接点を積極的につくっています。大学の先生とのネットワーキングや最新研究のシーズ探索を行い、その情報を社内に還元することができれば、新しい技術開発の可能性を広げることができます。アカデミックな研究成果をビジネスの言葉に変換し、実用化の可能性を検討することが自分の価値。いわば“翻訳”に近い業務だとも言えるでしょう。ウシオ電機としても学会などへの参加を積極的にサポートしてくれるため、活動を広げやすいのは助かっていますね。
ウシオ電機という組織

研究開発部門で感じるのは、若手メンバーが自分にアサインされた仕事だけでなく、「もう少し頑張ってみたい」という意欲を持って取り組んでいること。日常的に「こういうテーマはどうか」「こういう論文を読んだがどうか」といった会話が交わされ、新しいことを生み出したい、会社に貢献したいというモチベーションが非常に高いメンバーが揃っています。
組織体制としても、しっかりとした検討プロセスを経て進められるため、責任を持って質の高い製品を世に送り出すことができるのも強み。多くの人の理解と賛同を得ながら進める文化があり、これによってより良い製品開発が実現されていると感じています。
将来の展望
自分が立案したり、推進したりした製品開発が実を結び、実際の製品としてお客様の手元に届くことを目指しています。研究開発の仕事は、アイデアをかたちにして社会に価値を提供することが最終的なゴール。そのために、アカデミックとビジネスの架け橋としての役割をさらに強化し、新しい技術シーズを見つけて育てていきたいと思います。
また、部門横断での研究開発支援、産学連携のプロジェクトなど、人と人をつなぎ、大きな価値を生み出すのが私の役割。単なる情報交換にとどまらず、実際にプロジェクトが動き、新しい価値創造ができるような取り組みをつくっていきたいと思います。


あなたのとって「光」とは?
光は「人にとって最も身近で、最も可能性に満ち溢れた物理現象」です。光を知らない人はいません。どこにでもあって、私たちの生活に欠かせない存在です。しかし、ちょっと人の手を加えることによって、一気に誰も見たことのないものが見えるようになったり、今まで扱えなかったものが使えるようになったりします。その可能性の広さは限りないと感じています。そうした光の持つ無限の可能性にロマンを感じながら、日々の研究開発に取り組んでいます。